自己紹介

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Wales, United Kingdom
日本と英国を行き来する2人のバイリンガルキッズの母。ロンドンで生まれた子供たちを連れて日本へ。横浜で英語で創作絵本を作るキッズ・クリエイティブ・ライティングの教室を開き、英語の絵本の出版。小学校で不登校になった息子を連れて、またまた英国へ。イギリスの自然と息子のテニス・トーナメントの応援と野菜作りを楽しむ日々を過ごしていましたが、社会人学生として大学に入学。
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2016年1月6日水曜日

イギリスの不登校生

不登校生とフッディー 

フード付きのパーカーはHoodie(フッディー、フーディー)と言ってイギリスでは一時フットボールフーリガンや不良のシンボルとして良いイメージが無かったのですが、今ではそんなイメージも薄れてきて相変わらずファッションとして人気のアイテムです。 

息子も幼稚園の頃からフーディーが大好きでした。
でも不登校生になってからのある日、外出時にこのフーディーで頭をすっぽりと隠すようになりました。

まるで何か悪いことをしているかのように自分の顔を隠すように下を向き歩く小学生の息子。
その息子の姿は不良としてメディアで取り上げられていたイギリスの青年たちを思い出させました。

その後、同じように自分の顔を隠すようにフーディーや帽子をかぶっている不登校生の子供達を見ることがありました。

まるで悪いことをしているようになぜ顔を隠さないといけないの。
不登校生の親の心が一番痛む時でした。 

イギリスの不登校生 

「ディスレクシアって知っていますか?」と聞かれたのは日本語レッスンのボランティアに行った時。 

学校が怖くて行けないスクールフォビア(School Forbia)になったことがある子供達は5人に一人いると言われているイギリス。

「英語だとコミュニケーションがうまく取れないので学校に行っていないの。」と紹介されてたイギリス人の女の子は私が初めて会ったイギリスの不登校生でした。

いつも着てるというウォンジー(Onesie)のフードを深くかぶって現れた彼女は私に日本での不登校時代を思い出させました。

 週に1回の日本語のレッスンにお母さんと特別支援の日本人学生のサポーターに付き添われて参加している彼女。

学校に行かず人に会うことが苦手で外に出ることもままならない彼女。 
日本の漫画やアニメが大好きで日本語の勉強の為なら家から出かけることができることがわかり、 車で往復2時間かけて日本語のレッスンに連れてきていると話してくれたお母さん。

 日本語以外だとコミュニケーションができないからイギリス人のクラスメートとも会話ができません。 

ボランティアとしてクラスのサポートに入った日本人の私には「勉強が大好きです。」と日本語で答えてくれます。 

学校には行けないけど、家でお母さんが勉強を教えてくれると話してくれました。
「お母さんは頭がいいです。」と教えてくれました。 

彼女のノートに書かれた日本語はまるで印刷された字のように綺麗でした。 

2時間の日本語のレッスン中、娘さんに付き添ってずーっと隣に座っているお母さん。 時々、娘に日本語で質問されては「私にはわからないから振らないで。」と少し笑いながら英語で答えるお母さん。 

不登校時代にどこに行くにも一緒に息子に付き添っていた自分を見ているようでした。 

学校にこのまま行かれず将来どうなるのだろう。
先の見えないトンネルの中でなんとか少しでの将来に希望を持てることができたらと祈っていた毎日でした。

 会話のレッスンの為に机を挟んで向かい合って座っていた私でしたが、私の心はずーっとこの母娘の側にありました。

 日本の漫画の「One Piece (ワンピース)」が大好きという彼女。
息子の好きなHunterxHunter(ハンターハンター)の漫画の話をすると自分も好きだと嬉しそうに大好きなキャラクターの話をしてくれました。 

楽しい会話に夢中になっていてもふとフードの端に手をおいては深くかぶり直す彼女。
その度に私の心の隅が痛くなりました。 

イギリスで日本語を勉強するきっかけになるマンガ 大人気なのはOne Piece
 英国の日本語教室の生徒に人気のワンピースのマンガ

ディスレクシアや不登校を助ける日本文化

「彼女は英語でのコミュニケーションがダメだから英語だとメールもできないの。メールもコミュニケーションの一種だから。」と教えてくれた日本語教室の先生。

 「でも、日本語でなら会話ができることが分かったのよ。」
この間ロンドンのコミコンに行ってきた時に日本語なら他人と会話できることが分かったとお母さんが教えてくれたそうです。

日本語を通して娘が社会復帰できたらと将来への希望を持ち始めたというお母さん。 

「英語だとディスレクシアでも、日本語だと字を読んだり書いたりできるので日本語のレッスンに来ているイギリス人の人が結構います。」

「日本の漫画やアニメがきっかけで日本語に興味を持ってみたら、実は日本語ならディスレクシアの問題がないことが分かったりするみたい。」という先生の話。

 日本の文化がこんな風にイギリスの不登校生に楽しみを与えて社会へのつながりや将来への希望の手がかりになっていることは大変嬉しいことです。 

日本の文化がこんな風にイギリスの不登校生を楽しませて、社会へのつながりや手がかり、将来への希望を与えていることは日本人の私には大変嬉しいことです。 

これからも日本の文化が海を越えディスレクシアや学習障害で困っているイギリスの子供達をより多く助けることができたら。 

そして、この子たちのためにも日本語のGCSEやAレベルの試験がイギリスで続行されていくことを心の底から祈っています。


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関連する記事:




参照:
Netmums.com 「Is your child worried or anxious about going to school? - School phobia」2003年

テレグラフ紙  [My daughter refused to go to school - for five years」 2014年

2015年10月19日月曜日

イギリスの学校見学 まだ存在しない職業


スクールオープンデー 


 学校見学の出来る日のことを英語で「スクールオープンデー」と言います。

11月の入学申し込みにかけて9月10月と頻繁に行われるこのオープンデーですが、
木曜日や金曜日など平日に行われることが多いので学校を休まないと親子でいけないのが玉の傷。

娘の高校では大学の見学日のために学校のお休みが許されるのは3日だけ。
イギリスの大学受験生はのんびりしているのか高校最終学年の13年生になる直前まで大学見学をしない親子も多かったり。

さすがにオックスブリッジ(オックスフォード大学とケンブリッジ大学をあわせた名称)の見学日は1年前からチェックして6月から行われるオープンデーに予約を入れる必要があったりもしますが。

 学校見学といえばいままでに一番心に残る言葉を受け取ったのが、ユナイテッド・ワールド・カレッジ(United World College) 略してUWCという世界に13校あるインターナショナル・スクールのグループ校であるアトランティック・カレッジのオープンデーでした。

ハリーポッターの学校を思わせる海辺の13世紀の古城が校舎のアトランティック・カレッジ。 

映画やドラマのロケーションによく使われると聞いて納得。

ホグワーツスクールを思わせるアトランティック・カレッジの大食堂


 広大な敷地やバラ園、海を見ながら泳げる野外プールや厳かな雰囲気のダイニングルームとどこを見ても素敵。

ただ、一番ロケが多いというのが女子トイレというのは以外でしたが。

アトランティックカレッジの女子トイレ ロケによく使われる
トイレの個室とは思えないつくりの女子トイレ


 今はまだ存在しない職業達 


このアトランティック・カレッジでの懇談会でキャリアオフィサーと呼ばれる進路指導の先生の話。
「現在はITも含めてテクノロジーの進化が進んでいます。5年、10年前には想像もしなかった仕事の分野ができています。」

「今ある職業や仕事をみて、自分の将来や今後のキャリアを決めつけないこと。あなた達が大学を出るころには今はまだ名前も存在しない仕事や職種がいっぱいあるでしょう。」

「今の自分の能力だけで自分を判断しないこと。この学校では英語ができない生徒でも私たちが才能の可能性を感じたら入学を許します。英語ができなければ私たちが教えます。生徒の将来の可能性を判断して入学をしてもらうか決めます。」

今の自分を見るだけで今後の人生を決めつけないで。

自分の進路を狭くしないで。

未来には今まだその存在も知らない職業がいっぱいできるかもしれないのだから。

 不登校生だった息子を連れてイギリスへ引っ越したばかりの私の心に深く染み込んだ言葉でした。

60%以上の生徒が奨学金制度を利用しているというアトランティック・カレッジ
アメリカのリーグ大学も含め世界中のトップ大学へ卒業生を進学させています。

「世界にはいろんな学校があるんだな。」

今はまだ知らないテクノロジーで自分が苦手だと思っていたことも簡単にできるようになる可能性はあるんだ。 

そんなメッセージを受け取れたスクールオープンデー。



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関連する記事:キッズクリエイティブ イギリスの学校 アトランティック・カレッジhttp://kcwjp.blogspot.co.uk/2013/09/blog-post.html


参照: www.uwcgbapply.org
 UWC(日本語)http://uwc-japan.org/news/20150913-1138

Photos: courtesy of UWC Atlantic College (http://www.atlanticcollege.org/), Atlantic College Alumni Association in Japan (http://uwc-japan.org/uwc/colleges/ac), pigtowndesign.com (http://www.pigtowndesign.com/)
Jamal Malik (http://flightoffancy.jamalmalik.net/from-khewra-to-bath/

2015年1月31日土曜日

新年と不登校生

年明け


新しい年明けは誰にでも新しい未来への幕開けを思わせてくれて、幸せいっぱいな将来を一瞬でも考える事ができる時ですが。

不登校生にとっては、また不安な一年が始めるだけなのです。

『今年こそ学校に行けるようになる。』と思える様になったらいいね。


「新年なんて僕にとっては嬉しくない。」と言う息子の背中に何度つぶやいたことか。

「年明け = 新しい学年 = 不安な将来」

この公式が頭から離れない息子。

小学校1年生の3学期から正式な不登校生になった息子。

息子だけにかぎらず3学期は受験・進学・卒業・入学と将来を考えるイベントがいっぱいです。

不登校生にとって3学期は大きなハードルがいっぱいある時期なのです。


月別小中学校欠席児童数 (H23-25)


登校3年目のお正月


小学校1年生から3年間不登校生だった息子が、イギリスに来てから毎日学校へ通えるようになり3年目のお正月を迎えました。

中学校に進学しても、元気に通学している息子。

だんだん不登校時代が遠くになってきたのかなと思っていました。

冬休みが終わり、新学期が始まる前の日。

「なんだぁ、もう新学期かぁ。冬休みが終わるのやだなぁ。」
と軽い口調でいう息子。


母はなんだか嬉しくなります。

不登校時代には言えなかったセリフ。

不登校生の彼にとっては新学期も長い長い冬だったのです。



不登校脱出と思えた一瞬でした。

でも、その夜、1人でベッドで涙を抑えている息子。

長かった冬休み。不登校時代に感じた何かは今でも彼の心の中にあるのでしょうか。




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参照: 長野県教育委員会



2014年12月20日土曜日

イギリスの学校 欠席と罰金 その1

ロンドンの学校ではもう導入されていた学校の欠席時の罰金制度が、いよいよウェールズでも取り込まれました。

息子が学校から持って帰ってきた「学校欠席者への罰金制度 Fixed Penalty Notices for Non-Attendance at School(FPN)」と書かれたパンフレットの表紙には、制服姿の警察官が写って、なんだか物々しい雰囲気です。


さて、パンフレットによると、学校欠席者への罰金は一律60ポンド(約29000円)


イギリスの学校 欠席と罰金チケット ガイドブック 発行 2014年9月
学校欠席者の罰金チケットのガイドブック

ただし、28日以内に支払えば60ポンドだけど、この期間を過ぎると120ポンドになります。
42日間を過ぎると裁判所に呼ばれる事となる。

あれ、この言い回しどこかで聞いたなぁ?

そうです。これは駐車で交通違反した時に車にぺたっとはられる駐禁のチケットに書かれている言葉とそっくり。

この違反チケットを発行できるのは校長先生や教育委員会だけでなく警察も含まれています。

 違反項目の対象となる状況は

 1.生徒が許可無く学校を1学期間に最低合計で5日間休んだ場合
(午前・午後授業を1セッションとして合計10セッションの欠席)

2.朝の出席の点呼時以降に登校した場合

3.(裁判所命令以前において)両親が出席の改善に対して学校および関係機関に協力しない場合

4.学校の許可しないホリデーにおいての欠席

5.有効な理由なく、学校授業時間中に生徒が校外にいることが警察によって定期的に認識された場合 

2013年の法改正で英国に導入された「学校欠席者の違反チケット制度」ですが、導入された一番の理由がホリデー好きなイギリス人の家族が、少しでも安くホリデーに行こうと飛行機のチケットや宿泊所が高くなる前の学期中に子どもを休ませることでした。

 果たしてこの罰金制度がどのくらい効果が見せるか。

結婚式やお葬式に出席するのも自分の両親以外はダメという学校もあったり、その尺度は学校次第。結構曖昧な気がします。

事前に許可をもらっても「学校としては理由は納得できるが、教育委員会がどう判断するか分からない。違反となった場合、罰金を支払う必要があることを承諾してください。」という返事が返ってきたり。

ちなみに、この罰金チケットは1学年中に1家族に1枚しか発行されません。 つまり、保護者の中には60ポンド払えばいいんじゃないと思う気持ちが湧いてきたり。

実際、罰金を払っても、家族4人の飛行機代と天秤にかけると安いという親もいたり。 

欠席する生徒の罰金制度の2014年の9月に発行されたガイドラインのパンフレットを読めば読むほど、登校への努力を促すというよりは罰金によって解決しようとする関係機関の思惑が感じられるのは私だけでしょうか。



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関連した記事

  1. イギリスの学校 欠席と罰金制度 その2 欠席数の通知 



2013年11月20日水曜日

校長室登校 1 校長室の面白いものとイギリスのクリスマス

できたよ。校長室への訪問

 「校長室におもしろいものがあるから、見においで。」と、家庭訪問の時に校長先生に誘われて、数週間以上、学校の校舎に入るができなかった息子が、校長室を訪れました。

 校長室にあった『面白いもの』とは、世界のいろんなおもちゃでした。

昔懐かしいドリンキングバードやロシアの木の人形(マトリョーシカ人形)など良く知っているおもちゃもあれば、「これ、なんだ?」と思う銀色のUFOのような物体まで。いまだに名前もわからない言葉で説明するのも難しい三角錐の駒などなど。

「ただのおもちゃと言っていいのかなぁ?」という位、とにかく頭をひねらせるおもしろい物が校長室にはいっぱいありました。

学校の理科クラブでも作ったというペットボトルのおもちゃも見せてもらいました。あのおもちゃの名称は何かしらと調べたら、浮沈子でした。

不登校生の初めての校長室訪問は、しらない間に校長室での理科の勉強みたいになっていました。帰る時に息子は磁石の石をもらって大喜び。

 「校長先生は、どこで、このおもちゃ達をみつけてくるのだろう。」わが家の子供たちの謎でした。
息子を魅惑した校長室のおもちゃは、不登校だった息子が学校に戻れた校長室登校1日目と共に楽しい思い出として残りました。

イギリスのクリスマスとクリスマス・ストッキング

イギリスに引っ越してから初めてのクリスマス。11月にはいるとイギリスは一気にクリスマスムード。どこのスーパーマーケットもクリスマスのギフト商品で店頭が飾られます。いつもはビスケットやキッチン用品のおいてある棚もクリスマス用のおもちゃでいっぱい。

そんな時に いつも買い物に行くイギリスの大手スーパーのテスコ(TESCO)で見つけました。 「あっ、これは校長室でみた不思議なおもちゃだ。」

校長室にある面白いもの  科学のおもちゃ プラズマボール
英国のスーパーで再会した校長室の面白いもの
プラズマ・ボール(Plasma ball)

校長室にある面白いもの プラズマボール ガラス球に手を当てると光が集まる
ガラス球に手を当てると光がかわる
普段はセール品が摘まれているストアの店頭に置かれたお買い得品のかごの中に
『ストッキング・フィラー(stocking fillers) 一律3ポンド』という札と共に、他のおもちゃと一緒にごちゃっと入っていました。

 英国では、クリスマスの時にサンタからのプレゼント用に用意する靴下をクリスマス・ストッキングと呼びます。ストッキング・フィラ―とは、メインのプレゼントの以外にクリスマス・ストッキングに入っている小さなプレゼント達のことです。だいたいお菓子やフルーツやナッツ、ちいさなゲームなどがストッキング・フィラ―として使われています。

イギリスの子供たちは、サンタがおいて行ったプレゼントを見るために、12月25日のクリスマスの朝には、早起きしてクリスマス・ストッキングの中身をチェックします。クリスマス・ストッキングのそばには、イブの夜にクリスマス・ストッキングと一緒に用意しておいたサンタとトナカイ用のワインと人参。ちゃんとサンタが来た証拠に、ワイングラスは空になっていて、人参もかじられています。

 メインのおもちゃも嬉しいけど、それ以上に息子が喜んだのが、ストッキング・フィラ―のこの不思議な球体。「校長室で見たやつだぁ。手をおくと稲妻が動くんだよ。でも、どうやってサンタはこれを手に入れたのかなぁ。」と不思議がる息子。

今年も11月に入った途端に、街はクリスマス・デコレーションで着飾り始め、スーパーでもクリスマスプレゼント用の商品がひしめいています。

 先日、ふと立ち寄ったスーパーで「また、見つけた。校長先生の不思議なおもちゃ。」
あの「銀色のUFOみたいなやつ」をゲット。
校長室の面白いもの 科学のおもちゃ 3Dミラスコープ
またまたみつけた校長室のおもしろいもの
3Dミラスコープ(table top hologram scope)


 「どこでみつけられるのかなぁ。」と長年謎だった校長室の面白いもの。イギリスで見つけることができました。

あと何個みつけられるかな。

見つける度に、日本の小学校での楽しい経験を思いだせるね。つらくて大変だった不登校時代。でも、いろんな人との触れ合いや楽しい経験もあったことを忘れないで。



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2013年9月25日水曜日

イギリスのテニス  トーナメント・シーズン

ジュニア・テニス 夏のトーナメントシーズンが終わって。

怒涛のような夏のテニストーナメントの時期が終わりました。
学校が始まるのが、嬉しい。

7月の卒業式が終わった2日後から始まった夏休みのトーナメント。5週間の夏休みの間に、7つのトーナメントに参戦。これが多いのか少ないのか。ジュニア・トーナメント参戦初めての夏休みなので、なんともいえません。

とりあえず、テニスの試合から一息。
と思ったら、今度は、秋のクラブ内トーナメントが始まり、そして、冬のトーナメントの時期へとむかうそうです。
「ジュニア・プレイヤーの親に休みはあるのか。」

英国テニス協会 ホームページ

グランドスラムのウィンブルドン大会も含むイギリスの公式テニストーナメントを管理する英国ローンテニス協会(The Lawn Tennis Association;略してLTA)。
 イギリスのほとんどのテニス・クラブが、この英国テニス協会(LTA)に属していて、英国テニス協会(LTA)の会員数=イギリスのテニス人口と言っても過言でもない。

そのイギリスのテニス界をまとめるLTAのホーム―ページは、とても丁寧に作られています。テニスを全く知らなくても大丈夫。

テニスの始め方やルール、地域のテニスクラブの検索や公式試合への参加の仕方、児童のミニ・テニスからプロの国際試合まで、さらに、プレイヤーのプロファイルと、いろんな情報を手に入れることができます。
イギリスのテニス情報は、LTAのホームページさえ見れば網羅できるわけです。


ジュニアテニスのトーナメント・シーズン

さて、LTAのホームページを見ると、ジュニア・トーナメントのシーズンについて、明解に説明されていました。
 夏のシーズンは、4月1日から8月31日まで。 
冬のシーズンは、9月1日から3月30日まで。

 結局、休む時はないみたいですね。 

イギリスのテニスシーズンは、夏・冬の2シーズンと別れていますが、ジュニア戦には、この二つのシーズンの日付に注目することが、大切になってきます。その理由は、こどもの年齢により、どのトーナメントに、エントリーできるかが決まるからです。

イギリスでは、11歳から18歳までが、ジュニア・プレイヤーとしてトーナメントに参加できます。 公式戦は、年齢ごとに12歳以下のU12、それにつづいて、U14、U16、U18と4グループに分けられています。年齢の上の試合に出るのは許されるのですが、自分の年齢より下のグループには参戦できません。

ジュニア・テニス 年齢グループ表

LTAでは、この年齢ごとに、どのシーズンのどの年齢の試合に出られるか詳細に教えてくれます。
ホームページを見ると、Q&Aでは、こんな風に分かりやすく説明されています。

What age will you be on the 31st March 2011? Answer: 12
2011年3月31日に、あなたは何歳になりますか? 答え:12歳)
You will play 12 & Under yellow ball competition for the coming winter season – 1st September 2010 to 31st March 2011
(次の冬シーズン(2010年9月1日-2011年3月31日)の12歳以下のイエローボールの試合に参加できます。) 

今年2013年のトーナメント・シーズン用に、こんな表も作ってくれていました。


その上、子供の生年月日を入力したら、年齢グループを教えてくれるページも用意されていました。



いたせりつくせりですね。
イギリスのテニス協会がんばってくれています。また、ジュニア・トーナメントの参加システムについて、これからもブログでお知らせします。


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参照:The Lawn Tennis Association http://www.lta.org.uk/players-parents/Competition/Junior-competition1/Competition-Age-Groups-Explained/Age-Group-Examples/#sthash.7thL3zpv.dpuf


関連した記事


2013年8月30日金曜日

英国の特別支援 イギリスの小学校

通知表の不思議

不登校で日本では勉強もなかなかできなかった息子が、
アルファベットも間違えずに書けなかった息子が、

イギリスへ転校して、わずか1年と2カ月で、イギリスの6年生と同じ学習レベルに達成できたと言うのはどうしてなのだろうか。

 小学校6年生学年末の通知表を見て、とても不思議に思いました。 

やはり、これはひとえに、イギリスの特別支援システムのお陰だろうと思います。

息子は、日本の小学校5年生になる春に、イギリスの小学校に転校しました。
 そして、イギリスの小学校で、息子はSENの生徒になりました。

 イギリスでは、特別支援は、Special Education Needs と言います。
これは、特別教育の必要性(特別教育支援)ということで、
特別な教育が必要な子へのサポートという意味です。 

日本で、不登校生の息子は、特別支援学級の生徒でもありませんでした。

 引っ越してから数週間後、ようやく近所の小学校に入学できることが決まり、
「不登校生だったことを言うべきか。」悩みました。 

転校したからといって、息子が登校できるとは限りません。
これが理由で、日本でも、他の学校に転校することをためらっていました。 

「英語での教育を受けてないどころか、日本でも小学4年生修了の学力には程遠いし、通えない可能性が大きい。」
 不登校生だったことを伝える為に、転入前に、親だけで学校に面接に行きました。 

面接した副校長先生は、息子が不登校生だと言う話を聞いた後、一言。

「息子さんは、特別支援の生徒としてのサポートが付きます。」 

そして、こう説明してくれました。

「でも、これは彼が不登校生だったということに関係なく、彼が英語圏以外の国から来た転校生だからということでつくサポートです。」 

「イギリスの特別(教育)支援は、身体的障害から学習障害・発達障害、海外からの転校生まで幅広く含まれます。」 

「だからと言って、サポートの内容に制限が付くわけではありません。サポートの内容は、この学校の特別支援のコーディネータが決めます。」

「この学校には、SENの資格を持つ教師は数名います。私もSENの資格を持つ一人です。つまり息子さんはどのようなサポートが必要かは、この学校の教師が決めて行きます。」

SEN(特別教育支援)のクラスメイト

イギリスの学校は、特別支援の子供は、特別に先生が一人つき、普通学級のクラスで勉強します。

 つまり、クラスに一人でも特別支援の子供がいると、そのクラスには、担任のほかにもう一人の先生が付くわけです。

 この面接の時に、娘が通っていたロンドンの小学校のことを思い出しました。 

娘のクラスには、学習障害(LD)の子がいました。
彼のためにアシスタントの先生がついていました。

学習障害があるからと言って、いつも先生が必要だとは限りません。
その子が、一人でできるアクティビティの時には、その先生は、クラスの他の生徒達のことの面倒をみてくれました。 

クラスに学習障害のある生徒がいても、先生が多くなれば、そのクラスの他の子たちもその恩恵を受けるわけです。 

娘のクラスメイトのイギリス人のお母さんが言った言葉を忘れられません。

 「(学習障害のある)○○君がいるから、うちの子のクラスには、アシスタント・ティーチャー(先生)がつくからラッキーね。」 

こうして、息子は特別支援SEN)の生徒として、

教室で、アシスタントの先生についてもらって、クラスメイト全員と一緒に、

あるいは、別の部屋で、個別に一人の先生と、

時には、少人数グループの取り出し授業など、

いろいろな形のサポートを、イギリスの小学校で受けていったのでした。




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2013年8月28日水曜日

突然のテニス・トーナメント イギリスのジュニア・テニス

パパの思いと息子のテニス

日本で不登校の時に、家でひきこもりになりそうな息子を見て、彼の父親は、こういいました。

「学校に行けないからって、家に閉じこもっていたら身体が悪くなる。」
「学校の友達は、毎日休み時間に元気に校庭を走り回っているんだ。」

息子の状態が許す限り、近くの公園のテニスコートに毎日のように連れて行っていました。

そのお陰で、そこそこテニスの打ち合いができるようになった息子。

公園のテニスコートで知り合った同い年のお友達ができたりして、嬉しいママとパパでした。

「学校の同級生と遊べないなら、スポーツを通して友達を増やせばいい。」
と思う親の気持ちもなんのその。

「同じ年齢の子達と一緒にプレイできるし、テニスクラブに入ったら?」
「お友達もトーナメントに参加しているし、一緒に、トーナメントに参加してみたら?」 と勧めても、

「僕、戦いたくないんだよ。勝つのも、負けるのも嫌なんだ。引き分けがいい。」
 なんという返事。

 『うーん、息子よ。それじゃ、テニスにならないのだよ。』

不登校になってから、学校だけじゃなくて、他でも同じ年代の子供たちと一緒が苦手になった息子。
もちろんテニスのグループレッスンもだめ。

これでは、「トーナメントに参加してみたら?」と誘われても、
「性格的に無理なので。」と断るしかありません。

イギリスのジュニア・テニス

 そして、日本を離れて、英国へ。

小学校の転校手続きと同時に、ジュニアプレイヤーのメンバーが多く、盛んなテニスクラブを見つけて、家族全員でメンバーの申し込みをした父親。

 『パパ、あきらめてなかったのね。』

それでも、息子はグループレッスンにも参加できずに、もっぱらテニスの相手はパパとママ。

 ジュニアメンバーの子供たちに声をかけてもらっても、パパの後ろに隠れるだけ。

それでも、イギリスで毎日登校できるようになり、すこしづつお友達の輪に入れるようになったのかな?

半年くらいして、学校のクラスメイトのお友達とビギナークラスのグループレッスンに参加できるようになりました。

「すごい大きな飛躍。」と、両親は大喜び。

イギリスのジュニアテニス 11歳までは緑色のグリーンボールを使用
11歳までの試合は緑のボールを使用

いきなりのテニストーナメントへのお誘い

そして、英国に引っ越して来てから、ちょうど一年がすぎた春。

 テニスクラブのコーチから、 「明日、ジュニアチームのクラブ対抗トーナメントがあるのだけど、人数が足りないから息子さんは出れないかな?」
という電話が夜の9時にかかってきました。

 「トーナメントは、明日の昼12時から始まるから、よろしく。」

『えっ、24時間もないじゃない。それは無理でしょう。』と思っても、

「明日の朝まで返事を待ってください。知っていると思うけど、彼の場合、性格的にはっきりと参加するとは答えられないから。」
 (こんな返事が通っていいのかしら?)

「チームのダブルスのトーナメントなら、シャイな彼でも参加できるのではないか。」
暖かい言葉が返ってきました。

『あんまり話したことなかったけど、こんなに考えてくれていたんだ。』

 同い年頃のジュニアプレイヤーが、毎日のようにたむろして、みんなで楽しげにテニスの試合をしているのに、テニスコートの隅っこで父親としか打ち合いのできない息子を見てきたクラブのコーチ。

みんなの思いに背中を押された息子。
「今回だけやってみる。」

それでも、試合間際まで、私だけに聞こえるようにブツブツ。

 「僕、出ないといけないのかな?」
「やっぱり無理だと思う。」
「やめるって言ってこようかな。」 

試合の時間になりテニスパートナーになる同い年のお友達が迎えに来ました。
 「今日、一緒に試合にするでしょう?がんばろうね。」

声をかけてもらっても、なんだか煮え切れない態度の息子。

 ところが、他の子が「出ないの?だったら、僕が試合に出たいな。」 と言った途端、
 「いや、僕は出るから。」 とテニスラケットを持ってコートへ走って行ってしまいました。

 結果は、ダブルスは負けたけど、シングルはかろうじて1勝。

 いきなりのジュニア・.テニス・.トーナメントへの参加でした。 

「1回きり」という話が、実は、地区のクラブチーム対抗リーグ戦ということで、
それぞれホーム・アウェーと2回づつ行われる為、結局その後に3試合続いて出場しないといけないことに。

4月から6月は、団体戦のシーズン。
そして、小学校でもテニス部が設立して、毎週のようにトーナメントが続くのでした。

さらに、「うちのクラブは、U12のチームのメンバーが4人しかいないから。一人でもかけるとペナルティー負けしちゃう。」とコーチから言われたら、がんばるしかない。

The Lawn Tennis Association (LTA)とジュニア選手

アンダー12(12歳以下)のジュニアの試合と言っても、英国テニス協会(LTA)の記録に残る公式試合。

1回出ただけでも、選手登録がされてしまいます。

(ちなみに、イギリスのほとんどのテニスクラブが英国テニス協会に属しているので、
クラブ内トーナメント以外の試合は、ほとんど公式戦のように、LTAの記録に残ります。)


 今までは輪の外から見ていたばかりだった私たちが、
こうやって息子と一緒に、ジュニア・テニス・トーナメントの世界に入っていくのでした。


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2013年8月12日月曜日

英国の通知表 小学校最後の通知表


卒業する数日前に息子が学校からスクールレポート(通知表)をもらって帰ってきました。
 「うれしい。息子に読んであげられる部分がいっぱいある。」
 日本の小学校では、1年生の時を除いて、通知表の最初のページ(各教科の評価のあるページ)は、真っ白でした。クラスで授業も受けていないので、仕方ないですよね。
それでも、コメントの欄には、担任の先生方が、息子についての暖かな言葉を書いてくださっていたので、なるたけ息子には見せないようにしながら、その部分だけを読んであげていました。
といっても、先生から息子に直接手渡されていることもあって、全く見せないと言うのは、無理なのですが。

英国の通知表:School Report

英国では、通知表は、学校からの報告書ということで、スクールレポートと呼ばれています。
親に渡されるのは、年に1回、 年度末の7月に渡されます。
To the parents/Guardian of 息子の名前”と書かれた封筒に張っていて、親より先に生徒が見れないように、ちゃんと封がしてありました。(これも嬉しかったです。)

英国の通知表は、日本と違って、特別な紙で作ってある冊子ではなく、普通のA4のコピー紙に、ずらっーと教科別にコメントが書いてあるだけ。

 このコメントの欄の枠も決まってなくて、「好きなだけ書きました。」みたいな感じに10行以上びっしり書いてある教科もあれば、数行で終わる教科もあって、とっても自由。
最後のページには、担任の先生のコメントと校長先生のコメントとサインが入っています。

 小学校の通知表で、スコアの評価が付してくるのは、SATsテストと呼ばれる全国統一試験の行われる2年・6年生だけ。
それも、試験科目の英語、算数、理科の評価だけで、その他の学年は、このコメントだけの通知表をもらいます。
(ウェールズは、ちょっと違って6年生だけ試験があり、評価科目にウェールズ語も入ります。)


成績表のコメントの書き方:From tutor comments

 今回息子がもらってきた通知表には、それはすばらしい表現がいっぱい書かれていました。

息子の成績表を、私より先に読んだ義理の母は、
「涙をなくして語れない。」と、ハンカチで目を拭きふき。
 
そのすばらしいコメントの一部をご紹介。
 
「英語での学校教育がたった2年目とは思えない。」(英語)
「今年のプロジェクトの中で、彼は本当に輝いた。」(Art
「デザインのプロジェクトでの彼のアイデアは、オリジナルで、独創的である。」(デザイン)
「とても熱心な地理学者である。」(地理)
「熱心で才能のあるスポーツマンであり、体育の教科において、すべての部分で、すばらしいパフォーマンスを見せ、よいコントロール、スピード、体力、強さ、バランスを見せてきた。」(体育)
「第2次大戦のリサーチにおいて、グループの一員として、また、単独でも効果的な調査を行って、歴史に深い興味と熱意を見せた。」(歴史)
「ウェールズ語に触れたのが初めてにも関わらず、彼の語学の進歩は驚くべきである。
その素晴らしい態度と授業へ意欲的な取り込みは賞賛すべきである。」(ウェールズ語)

最後の担任の先生からのコメントでは、「彼は、家族にとっての誇りで、我が校の財産であることを証明しました。」とまで書いてありました。

ここまで言われたら、おばあちゃん泣くよね。

日本人の私は、最初にコメントを読んだ時、感激するというより、
英語で言うと a little overkill”っていう感じで、ちょっと引いてしまいました。

コメントの通知表と一緒に入っていたAssessment Results(学習達成結果)のスコアの紙。

これをみてびっくり。

彼の6年生の英語、数学、理科の3教科の成績は、英語のスピーチを除いて、すべてレベル4と記されていて、6年生修了時の学習達成レベルをクリアしていました。


学習達成スコア表:Assessment results



学習達成レベルと言うのは、ナショナルカリキュラム(National Curriculum)と呼ばれている日本で言う学習指導要領をもとに作られている学習の達成目標なのです。
各学年ごとでなく、2年生(7歳児)、6年生(11歳児)、9年生(14歳児)の修了時に求められている達成目標です。
6年生だとレベル4をクリアしていたら、OKという具合です。

 学習達成目標が、毎年でなく、とびとびの所がいいですね。

1年でできなくても、数年かけてのんびりと達成できればいいよ。」と言うことでしょうか。

小学校最後の通知表は大きな成功の物語 


 日本では、小学校2年生から、クラスで授業を受けることができず、家でも勉強をするわけでなく、これからもずーっと、学力はおぼつかないと思ってました。

英国に来て、教室でクラスメイトと一緒に楽しく勉強できるようになっただけでなく、1年と数カ月で、勉強もなんとかなると分かったわけです。

親としては、喜びよりも驚き。驚きよりも不思議。

不登校だったというだけでなく、日本から転校してきて、アルファベットもまともに書けない生徒が、わずか12カ月で、小学校修了時の学力に達っするという成果をあげた。
これは、英国の小学校の先生方にとっても、成功例だったのでしょう。

通知表の最後に書いてあった副校長先生からのコメントは、

「転校してきた日のはずかしがり屋な彼を知っている私たちにとっては、
今の人を引き付ける笑顔と自信を持った明瞭な態度の彼は、大きなサクセス・ストーリーです。」

とありました。




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学習達成スコア表 (Assessment results)
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