スクールオープンデー
学校見学の出来る日のことを英語で「スクールオープンデー」と言います。
11月の入学申し込みにかけて9月10月と頻繁に行われるこのオープンデーですが、
木曜日や金曜日など平日に行われることが多いので学校を休まないと親子でいけないのが玉の傷。
娘の高校では大学の見学日のために学校のお休みが許されるのは3日だけ。
イギリスの大学受験生はのんびりしているのか高校最終学年の13年生になる直前まで大学見学をしない親子も多かったり。
さすがにオックスブリッジ(オックスフォード大学とケンブリッジ大学をあわせた名称)の見学日は1年前からチェックして6月から行われるオープンデーに予約を入れる必要があったりもしますが。
学校見学といえばいままでに一番心に残る言葉を受け取ったのが、ユナイテッド・ワールド・カレッジ(United World College) 略してUWCという世界に13校あるインターナショナル・スクールのグループ校であるアトランティック・カレッジのオープンデーでした。
ハリーポッターの学校を思わせる海辺の13世紀の古城が校舎のアトランティック・カレッジ。
映画やドラマのロケーションによく使われると聞いて納得。
ホグワーツスクールを思わせるアトランティック・カレッジの大食堂 |
広大な敷地やバラ園、海を見ながら泳げる野外プールや厳かな雰囲気のダイニングルームとどこを見ても素敵。
ただ、一番ロケが多いというのが女子トイレというのは以外でしたが。
トイレの個室とは思えないつくりの女子トイレ |
今はまだ存在しない職業達
このアトランティック・カレッジでの懇談会でキャリアオフィサーと呼ばれる進路指導の先生の話。
「現在はITも含めてテクノロジーの進化が進んでいます。5年、10年前には想像もしなかった仕事の分野ができています。」
「今ある職業や仕事をみて、自分の将来や今後のキャリアを決めつけないこと。あなた達が大学を出るころには今はまだ名前も存在しない仕事や職種がいっぱいあるでしょう。」
「今の自分の能力だけで自分を判断しないこと。この学校では英語ができない生徒でも私たちが才能の可能性を感じたら入学を許します。英語ができなければ私たちが教えます。生徒の将来の可能性を判断して入学をしてもらうか決めます。」
今の自分を見るだけで今後の人生を決めつけないで。
自分の進路を狭くしないで。
未来には今まだその存在も知らない職業がいっぱいできるかもしれないのだから。
不登校生だった息子を連れてイギリスへ引っ越したばかりの私の心に深く染み込んだ言葉でした。
60%以上の生徒が奨学金制度を利用しているというアトランティック・カレッジ。
アメリカのリーグ大学も含め世界中のトップ大学へ卒業生を進学させています。
「世界にはいろんな学校があるんだな。」
今はまだ知らないテクノロジーで自分が苦手だと思っていたことも簡単にできるようになる可能性はあるんだ。
そんなメッセージを受け取れたスクールオープンデー。
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関連する記事:キッズクリエイティブ イギリスの学校 アトランティック・カレッジhttp://kcwjp.blogspot.co.uk/2013/09/blog-post.html
参照: www.uwcgbapply.org
UWC(日本語)http://uwc-japan.org/news/20150913-1138
Photos: courtesy of UWC Atlantic College (http://www.atlanticcollege.org/), Atlantic College Alumni Association in Japan (http://uwc-japan.org/uwc/colleges/ac), pigtowndesign.com (http://www.pigtowndesign.com/)
Jamal Malik (http://flightoffancy.jamalmalik.net/from-khewra-to-bath/)
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