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日本と英国を行き来する2人のバイリンガルキッズの母。ロンドンで生まれた子供たちを連れて日本へ。横浜で英語で創作絵本を作るキッズ・クリエイティブ・ライティングの教室を開き、英語の絵本の出版。小学校で不登校になった息子を連れて、またまた英国へ。イギリスの自然と息子のテニス・トーナメントの応援と野菜作りを楽しむ日々を過ごしていましたが、社会人学生として大学に入学。

2014年7月3日木曜日

イギリスのテニス 気楽に行こう ウィンブルドン選手権

ウィンブルドンテニス大会と抽選チケット

 4月に入り夏のトーナメントシーズンが始まるとイギリスのテニスクラブではウィンブルドン選手権のチケット抽選会が行われます。

私達のテニスクラブでは、ウィンブルドンチケット抽選会の日がクラブのメンバーシップ更新の締切日。

そう、「ウィンブルドンのチケットが欲しかったらクラブの年会費を払ってね。」というわけです。

イギリスのテニスクラブの総本山と言える英国テニス協会The Lawn Tennis Association(LTA)を通して、毎年、英国全土のテニスクラブにウィンブルドン選手権のチケットが多く配布されます。

2月から抽選で決まるウィンブルドン選手権のメインコート(センターコート・No.1コート・No.2コート)のチケット。その上、テニスクラブのある学校では学校を通してチケットが配られます。
これ以外にも、LTAのメンバーとしても個別に抽選も行われます。

別にテニスクラブ所属してなくても抽選にはだれでも応募できるのですが。基本的に抽選には誰もが応募できるウィンブルドン選手権。海外からでも応募できるのです。

更に、英国のテニスクラブに所属してなくてもメンバーシップ料(18歳以上25ポンド・9歳から17歳まで5ポンド)を払ってLTAのメンバーになれば自動的に抽選に参加することになります。

家族4人でLTAのメンバーである我が家は何度もウィンブルドンのチケットの抽選の機会があるわけです。
息子は学校を通してもチケットが手に入るので、これは手に入らない方がおかしいくらい。
でも、学校をお休みしないと見に行けないのよね。

6月の終わりに2週間続くウインブルドン。
1週間目の日曜日は芝生のコートの休日の日。選手もお休み。試合はありません。
2週間目の土日は決勝戦。

もうすぐ夏休みなのに。この間までハーフタームで学校お休みだったのに。。。なぜこの時期に開催されるのかな。

息子の小学校のウインブルドン観戦は金曜日。抽選にあたった児童は先生に引率されてして大手を振るってウインブルドン観戦に。いいなぁ。

 子連れのウインブルドン観戦 

「せっかく抽選で手に入ったチケットを無駄にしてはもったいない」と子供が赤ちゃんの時からベービーカーを押して見に行ったウインブルドン。

でも、5歳以下の子供は入れないので子連れの夫婦は入れ替わり立ち代わりにNo.1コートを出たり入ったり。抽選のチケットは必ず2枚組のペアで販売されています。二席分のチケットを持っていても、結局座っているのは一人だけ。

 同じようにベービーカーを押している夫婦の方に「私達のチケットで観戦しますか。」と声をかけると「私達もセンターコートのチケットを持っているの。でも、子供がいるから一人づつ見に行っているの。どうせ雨でまだ始まらないから。」という答え。

子供の数が増えてくると抽選に当たっても辞退してグランドチケットだけで楽しむウインブルドン。

子連れなので「どうせ午前中から行っても試合は始まってないから待っている時間が長くなる。」とウィンブルドン観戦は決まって午後から。わざと第1試合が始まった後を狙って会場となるAll England Tennis Club(AELTC)に到着する私達。

「ウィンブルドンの醍醐味はセンターコートやNo.1コートの試合だけじゃない。」と言い切ったイギリス人の主人。

AELTCにある19コートを使って行われるウィンブルドン選手権。

オールドイングランドテニスクラブ 外コート (イメージ:Wimbledon.com Queque Guide 2014)
オールイングランドテニスクラブの外コート
センターコート、No.1コートなどチケットの必要なショーコートを除いても15以上のテニスコートで世界のトッププレイヤーの試合が見れるウインブルドン。

 メインとなる男女シングルゲームだけでなく、ダブルス、ミックスダブルス。そして、ジュニアの試合・シニアの試合から車いすテニスまで多くの試合が行われるグランドスラム。

それでなくても試合数が多いのに、雨が降る度にすぐ試合中断となるウィンブルドンでは、19のコートをフル回転して試合をこなしていかないといけないわけです。

メインコートの建物の横に延々とつづく緑の外コート。
全身白のウェアをまとった世界のトッププレイヤーたちがこのコートにもあのコートでもプレイを披露してくれるわけです。

これが20ポンド以下のグランドチケットで存分楽しめるのですから、確かにウィンブルドンの醍醐味はこの外コートでの試合観戦かもしれません。 

放課後のウインブルドン 


子供達が小学校に入学したら、ウィンブルドンを見に行けるのは週末だけと思っていた私。

ウインブルドン大会開始の第1週目のある日。

 突然「今日、子供達が学校から帰ってきたらウインブルドンを見に行こう。」と言った主人。

でも、学校は終わるのは午後3時。いくらロンドンに住んでいるからといってもウインブルドンまでにたどり着くには1時間は掛かりそう。

「午後5時位に着いたら遅すぎない?」

 「何を言っているんだ。ウィンブルドンの試合は夜の9時ぐらいまで続くことがあるから、5時についても4時間も世界のテニスが見られるんだ。」

確かにイギリスの夏はなかなか暮れません。天気の良い日は、夜の10時を過ぎてのライトを使わずテニスが楽しめます。

さすがに午後5時に会場に到着する人は少ないと見えて駐車場も車がまばらになっています。
いつもは道が混むからと会場から離れた駐車場を選んでいたのですが、この時間になるとそんな気を使う必要もありません。

 「もう人も少ないし、好きなところに停めてね。」と駐車場の係員。 子供達は車を降りて広大な緑の駐車場ではしゃいだり嬉しそう。 これだけでも来たかいあったかな。

 午後5時からはグランドチケットは更に安くなります。

入場する私達と入れ替わりに帰り支度の人達がぞろぞろ。 センターコートやNo.1コートなどのショーコートのチケットを赤い箱に入れて帰る人もいます。

集められたチケットは、リセール(resale)チケットとして、当日格安な値段で再度販売されます。

リセールチケットを手に入れも、子供達は長い時間じっとすわっていられるかしら。せっかく席についても試合が中断されて待つ時間が長くなります。子供を連れてメインコートを出たり入ったりは大変かも。

子供達を連れて選手を間近で見られる外コートを歩いて回ります。
幼い子供達でも伝統的なウィンブルドンでのテニス試合は何か違うと感じるのか。多くのギャラリーに混じって静かに真剣に観戦する子供達。やっぱり来てよかったウィンブルドン。

センターコートの近くをふと通りかかると「もう帰るから、このチケットあげるよ。子供達にNo.1シードのプレイを見せてあげて。」と言ってチケットを渡してくれたおじいさん。

子供連れでも気楽に楽しめるウィンブルドン。伝統のある英国テニスの祭典はとてもフレンドリーです。

2週目に入ったウィンブルドン選手権。ジュニアトーナメントが始まります。



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(参考:The All England Lawn Tennis Club http://www.wimbledon.com)




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