不登校生だった息子が卒業式に出席できるとも思っていませんでした。
イギリスの小学校の卒業式
息子が英国の学校に転校して4ヶ月で、小学校最終学年になってしまいました。
小学校6年の学年末が近付くにつれて、
親の会から『卒業生のパーティー(Leavers' Party)』のお知らせやら、
息子や彼のクラスメイトの「6年生は卒業前の発表会があるんだよ。』という話やら出始めて、
「やはり英国の小学校でも何やら卒業に向けていろいろあるんだなぁ。」
と盛り上がりの低い母親。
以前、娘が通っていたロンドンの小学校では、日本のような格式のある「卒業式」は全くなし。
一応、卒業生のための会(Leaver’s assembly)は、行われるのですが、
日本の「卒業式」のような式典ではなく、
『卒業生のための朝の朝会』
といった感じのあまりいつもと変わらない卒業生の学校最後の日
ということで、
イギリスの小学校の卒業式には、あまり期待をしていなかったのです。
日本の学校に行かせてよかったと思った事の一つが、格式のある「入学式」や「卒業式」があること。
制服のない学校だと、親だけでなく、子供たちもスーツやドレスを着たり、襟を正して出席するだけに、大きな感動の日ですよね 。
ロンドンの娘の小学校は制服がなく、卒業式だからといって特におめかしをするわけでもなく。
やきもきするうちに、ようやく卒業数日前に学校からのメイルだけのお知らせが届きました。
「Y6 Leavers' Assemblyは、朝9時05分から始まります。」
(Y6とはYear 6の略で、小学校6年生と言う意味という)
英国の卒業証書(Graduation Certificate) 丸い筒に入ってもいなく、リボンと生徒の名前のラベルだけでカジュアル。 |
7月の卒業式とママたちのドレスコード
『両親揃って、日本の卒業式のようなスーツで行くのもかしこまりすぎるかな。』
こういうときは、イギリスで定番のスマート・カジュアル。
普段着よりおしゃれなシャツとスカートとヒールのあるサンダルで学校へ。
学校の講堂にはすでに6年生のカラフルなドレスを着たママたちが、ずらっと座っていました。
<7 月の卒業式>
イギリスの短い夏を楽しもうと、ママたちの服装は、サマードレスが多かったですね。
今年は、特に、天候に恵まれたイギリスの7月。
暖かい日が続き、ジャケットを着ている人は少なかったです。
袖なしのサマードレス小麦色に焼けたヘルシーな肌を見せるのが、イギリスのファッション。
夏になると、フェイク・タンのローションを塗って、白い肌を黄金色にしているママたちが、いっぱいいます。
ジャケットを持って来る人もいますが、白や黄色とかパステルカラーの華やかな色。
夏らしいカラフルなサマードレスをさらに鮮やかにします。
パパ達は、ジーンズの人もいましたが、靴は革靴。
スマート・カジュアルのコツは、足元じゃないかなと思います。
ジーンズでも、スニーカーでなくて、カジュアルな革靴。
女性は、ヒールのサンダル。
日本だと、つま先のでるサンダルは、フォーマル感がなくなりますが、イギリスの夏のファッションは、フォーマルな時も、つま先のでるサンダル。
ただし、ヒールのある靴。
ヒールが高ければ、高いほど、フォーマル感がでると言う感じがします。
今年の北アイルランドのサミットでも、このスマート・カジュアルのドレスコードが話題になっていましたよね。
スニーカーを履いていた安部首相のことも、英国の新聞では取り上げていました。
やはり、スマート・カジュアルのドレスコードのポイントは、足元でしょう。
さすがに英国は、革靴の文化ですね。
英国の小学校の卒業式は、カジュアルな中にも伝統ありということでしょうか。
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日本の卒業式は、黒を着ている方が多いけど
返信削除もっとカラフルなスーツやドレスを着る習慣が
あったら素敵なのにってよく思います。
女性の服ってすごいですね。
式典やパーティーのイメージが変わってしまいますもんね。
英国やアメリカでは、黒は喪服の色ということで、昼間のお祝い事の席には着ませんよね。
削除オバマ夫人や英国の皇室の女性たちの服装をみると、正式な式典でも、奇麗な色合いを上手につかったファッションですよね。
お祝い事には楽しい色合いで、自分たちをアピールしつつ、見ている人を楽しませる。これもTPOの心遣いですね。