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Wales, United Kingdom
日本と英国を行き来する2人のバイリンガルキッズの母。ロンドンで生まれた子供たちを連れて日本へ。横浜で英語で創作絵本を作るキッズ・クリエイティブ・ライティングの教室を開き、英語の絵本の出版。小学校で不登校になった息子を連れて、またまた英国へ。イギリスの自然と息子のテニス・トーナメントの応援と野菜作りを楽しむ日々を過ごしていましたが、社会人学生として大学に入学。

2013年8月6日火曜日

まさかの学校対抗テニストーナメント 南ウェールズ大会出場 2

英国では、テニスクラブは、基本、すべてウィンブルドンを頂点にした英国テニス協会(British tennis the Lawn Tennis Association) 略してLTAに入会しており、だいたい各町村レベルで地域にひとつはあるのですね。 だから、近くのローカルテニスクラブに入会したら、みんなLTAのメンバーなのです。

と言うことは、ブリティッシュテニスプレイヤーNo.1のアンディ・マレと、私は同じメンバーなのね。
こんな所で、私と彼がつながっているとは。。。と喜んだりしているのですが。

さて、小学校のテニス部とこれがどう関係しているかと言うと。

学校の近くに必ずといっていいくらいLTAのテニスコートがあると言うことなのですね。

息子の小学校の即席テニス部は、地域を広くした南ウェールズ大会ファイナル
(第2戦でいきなりファイナルです。) に参戦する為に、このローカルテニスクラブのコートを使っての特訓となりました。

特訓と言っても、日本の中学校のテニス部のようなものでなく、 週1回1時間。

「やはり、英国式は、のんびりねぇ。」と思っていましたが、

このローカルテニスクラブのコーチから、「テニスはとても技術的なものなので、へんな教え方されたら、 これからのジュニアプレイヤーとしての育成の邪魔をして困る。 ただ、こちらのテニス部の顧問の4年生の先生は、15歳の時に、ウェールズのジュニアNo.1だったし、 今もチームトーナメントで好成績を出しているから、わがクラブの理事会も小学校のクラブの使用を許したんだ。」と一言。

小学校でのテニストーナメントといっても、LTAのトーナメントに出場する時は、 LTAに登録して選手番号をもらわないといけないのですね。

LTAプレイヤーの一番頂点がアンディ・マレで、一番下が我が息子とそのチームメンバー。

こうなってくると、即席テニス部も真剣さを増してきますね。

ちなみに、このローカルテニスクラブと英国の学校のパートナーシップは、『 Schools Club Links(スクール・クラブ・リンク)』と呼ばれているプログラムで、息子の学校だけに限ったことでなく、全国で行われています。

LTAによると2012年に、このプログラムに参加して、スクールテニストーナメントの会場になったテニスクラブは600以上。

イングランドでは、47%の学校が、このような地域のテニスコートを利用しています。 英国のすべての子供たちにテニスをしてもらおうというLTAとテニス・ファンデーションのキャンペーンなんですね。

こうやって小学生以下のテニス人口を増やして、次のアンディ・マレを作ろうという英国の政府とテニス協会の涙ならぬ努力。今年は、ウィンブルドン大会で優勝したのでよかったぁ。でも、これまでにアンディ・マレにかかったプレッシャーがわかりますね。

LTAやテニス・ファンデーションは、スクール対抗テニストーナメントでも、特別支援や障害者の子供たちが、他の子供たちと一緒にテニス大会に出れるようなサポートもしているんですね。
この話は、また、別の時に触れたいと思っています。


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2 件のコメント:

  1. 私も七夕の日の夜、中継されていたウィンブルドンの試合をTV観戦しました。
    あのマレと繋がっているってすごい!
    息子さんの渡英後の変化は目を見張るばかり。彼もここで頑張ろうって今まで貯めていた力を発揮出来たのね。スポーツの力を実感しました。

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  2. ありがとうございます。
    息子が、今、頑張れるのは、いままで、ずーっとサポートしてくれた方々がいたからです。

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