できたよ。校長室への訪問
「校長室におもしろいものがあるから、見においで。」と、家庭訪問の時に校長先生に誘われて、数週間以上、学校の校舎に入るができなかった息子が、校長室を訪れました。校長室にあった『面白いもの』とは、世界のいろんなおもちゃでした。
昔懐かしいドリンキングバードやロシアの木の人形(マトリョーシカ人形)など良く知っているおもちゃもあれば、「これ、なんだ?」と思う銀色のUFOのような物体まで。いまだに名前もわからない言葉で説明するのも難しい三角錐の駒などなど。
「ただのおもちゃと言っていいのかなぁ?」という位、とにかく頭をひねらせるおもしろい物が校長室にはいっぱいありました。
学校の理科クラブでも作ったというペットボトルのおもちゃも見せてもらいました。あのおもちゃの名称は何かしらと調べたら、浮沈子でした。
不登校生の初めての校長室訪問は、しらない間に校長室での理科の勉強みたいになっていました。帰る時に息子は磁石の石をもらって大喜び。
「校長先生は、どこで、このおもちゃ達をみつけてくるのだろう。」わが家の子供たちの謎でした。
息子を魅惑した校長室のおもちゃは、不登校だった息子が学校に戻れた校長室登校1日目と共に楽しい思い出として残りました。
イギリスのクリスマスとクリスマス・ストッキング
イギリスに引っ越してから初めてのクリスマス。11月にはいるとイギリスは一気にクリスマスムード。どこのスーパーマーケットもクリスマスのギフト商品で店頭が飾られます。いつもはビスケットやキッチン用品のおいてある棚もクリスマス用のおもちゃでいっぱい。そんな時に いつも買い物に行くイギリスの大手スーパーのテスコ(TESCO)で見つけました。 「あっ、これは校長室でみた不思議なおもちゃだ。」
英国のスーパーで再会した校長室の面白いもの プラズマ・ボール(Plasma ball) |
ガラス球に手を当てると光がかわる |
『ストッキング・フィラー(stocking fillers) 一律3ポンド』という札と共に、他のおもちゃと一緒にごちゃっと入っていました。
英国では、クリスマスの時にサンタからのプレゼント用に用意する靴下をクリスマス・ストッキングと呼びます。ストッキング・フィラ―とは、メインのプレゼントの以外にクリスマス・ストッキングに入っている小さなプレゼント達のことです。だいたいお菓子やフルーツやナッツ、ちいさなゲームなどがストッキング・フィラ―として使われています。
イギリスの子供たちは、サンタがおいて行ったプレゼントを見るために、12月25日のクリスマスの朝には、早起きしてクリスマス・ストッキングの中身をチェックします。クリスマス・ストッキングのそばには、イブの夜にクリスマス・ストッキングと一緒に用意しておいたサンタとトナカイ用のワインと人参。ちゃんとサンタが来た証拠に、ワイングラスは空になっていて、人参もかじられています。
メインのおもちゃも嬉しいけど、それ以上に息子が喜んだのが、ストッキング・フィラ―のこの不思議な球体。「校長室で見たやつだぁ。手をおくと稲妻が動くんだよ。でも、どうやってサンタはこれを手に入れたのかなぁ。」と不思議がる息子。
今年も11月に入った途端に、街はクリスマス・デコレーションで着飾り始め、スーパーでもクリスマスプレゼント用の商品がひしめいています。
先日、ふと立ち寄ったスーパーで「また、見つけた。校長先生の不思議なおもちゃ。」
あの「銀色のUFOみたいなやつ」をゲット。
またまたみつけた校長室のおもしろいもの 3Dミラスコープ(table top hologram scope) |
「どこでみつけられるのかなぁ。」と長年謎だった校長室の面白いもの。イギリスで見つけることができました。
あと何個みつけられるかな。
見つける度に、日本の小学校での楽しい経験を思いだせるね。つらくて大変だった不登校時代。でも、いろんな人との触れ合いや楽しい経験もあったことを忘れないで。
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