年明け
新しい年明けは誰にでも新しい未来への幕開けを思わせてくれて、幸せいっぱいな将来を一瞬でも考える事ができる時ですが。
不登校生にとっては、また不安な一年が始めるだけなのです。
『今年こそ学校に行けるようになる。』と思える様になったらいいね。
「新年なんて僕にとっては嬉しくない。」と言う息子の背中に何度つぶやいたことか。
「年明け = 新しい学年 = 不安な将来」
小学校1年生の3学期から正式な不登校生になった息子。
息子だけにかぎらず3学期は受験・進学・卒業・入学と将来を考えるイベントがいっぱいです。
不登校生にとって3学期は大きなハードルがいっぱいある時期なのです。
月別小中学校欠席児童数 (H23-25) |
登校3年目のお正月
小学校1年生から3年間不登校生だった息子が、イギリスに来てから毎日学校へ通えるようになり3年目のお正月を迎えました。
中学校に進学しても、元気に通学している息子。
だんだん不登校時代が遠くになってきたのかなと思っていました。
冬休みが終わり、新学期が始まる前の日。
「なんだぁ、もう新学期かぁ。冬休みが終わるのやだなぁ。」
と軽い口調でいう息子。
母はなんだか嬉しくなります。
不登校時代には言えなかったセリフ。
不登校生の彼にとっては新学期も長い長い冬だったのです。
不登校脱出と思えた一瞬でした。
でも、その夜、1人でベッドで涙を抑えている息子。
長かった冬休み。不登校時代に感じた何かは今でも彼の心の中にあるのでしょうか。
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参照: 長野県教育委員会
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