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日本と英国を行き来する2人のバイリンガルキッズの母。ロンドンで生まれた子供たちを連れて日本へ。横浜で英語で創作絵本を作るキッズ・クリエイティブ・ライティングの教室を開き、英語の絵本の出版。小学校で不登校になった息子を連れて、またまた英国へ。イギリスの自然と息子のテニス・トーナメントの応援と野菜作りを楽しむ日々を過ごしていましたが、社会人学生として大学に入学。

2015年3月1日日曜日

不登校生と友達


奮闘する小さい友人達


息子の登校しぶりが始まって最初に一番頑張ってくれたのが、息子のクラスメイトや近所の友達でした。

息子の欠席が増えていることに毎日いっしょにいたクラスメイト達は敏感に何かを感じてくれたのでしょうか?
「お休みしているみたいね。何かあったの?」とクラスメイトのお母様たちから声がかかりました。

欠席が続くようになると、帰りに宿題やお知らせの紙を持ってきてくました。

そのうちに 毎朝、登校する時に我が家まで息子を誘いに来てくれたりしました。

息子のクラスメイトの1人は学校の反対側に住んでいるのに、毎朝お母さんが彼を車で我が家まで送ってきて、「一緒に学校まで歩いて行こう?」と誘いに来てくれました。

それでも、どうしても学校へ足が向かない息子。 全く玄関から出れません。
お友達は 辛抱強く待っていてくれますが遅刻しそうな時間です。

 「もう、いいから。遅刻しちゃうから先にいってね。」

 「今日もありがとう。一緒に行けなくてごめんね。」

 謝りの言葉で始まる毎朝でした。


 そのうちに
「迎えに行きたいけど、子どもがだんだん疲れてきちゃって。」

 「迎えに行って一緒に行けるのなら張り合いも出るのだけど。」

 と申し訳無さそうな声のお友達のお母様。

 小学1年生。自分たちも新しい学校生活に合わせていくのに一生懸命な子供達。
自分のことだけでも大変です。

それでも友達の為ならと奮起してくれました。

そんな思いで頑張って遠回りして迎えに来ても断られるのでは、気持ちも沈みます。


登校しぶりが始まり、毎朝どうしたものかおろおろしいた母でした。
学校からも何の解決案もでてきません。

そんな時、誰よりも早く立ち上がって頑張ってくれた小さいお友達。

 本当に息子の為に頑張ってくれてありがとう。

なぜ学校に来れないの?


 「誘いに来てくれてありがとう。今日も行けないから。」の言葉を繰り返していた息子。
 しばらくするとクラスメイトの声が聞こえるとトイレに隠れてしまうようになった息子。

いつか皆の気持ちが息子に届くといいね。と思いながらの毎日でした。

 自分のことのように心配してくれたクラスメイトやお友達。

 まもなく30日の連続欠席で正式な不登校生になった息子をその後も何年も心配してくれたみんな。

時々見かける息子の姿を見つけては、

 「どうして学校に来れないの?」
「辛いことがあるの?」
「早く来れるといいね。」と声をかけてくれるクラスメイト達

みんなの問いかけに答えることができないと涙していた息子。

直接言うことはできなかったけど、

『ありがとう。皆の気持ちは届いているんだよ。』と心の中でずーっと答えていた母でした。



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